宿題そのいち オフィスタワー建築とその背景@アクロス福岡
ようやく!レポート地獄が終了しました・・・・・T_T
気がついたらもう出発まであと3日ですよ!カウントダウン!
ということで好きな方向の記事ばっかりではなくてきちんと宿題もしていかなくてはなりません。
まず1つめ、”オフィスタワー建築”ですが、そのためにはまず背景から説明しなければなりません。
福岡は以前の記事(→http://yummmmmy-0604.hatenablog.jp/entry/2013/07/18/143000)の地図から見ても分かるように、中心部から空港までがとっても近いのです。なんと、博多からは地下鉄で2駅、5分!
コンパクトシティという面でも、単に便利という面でも、非常に良いことです。しかし、それによって、都心部のビルが航空法の制限により高層にはなれなかったという面もあると言われています。(これについてははっきりと航空法の影響だとデータ上で言うことは今のところできてはいません。)実際にちょっとはなれた百道やアイランドシティなどには高層マンションなどが建っています。
ということで、今回紹介する「アクロス福岡」は地下4階地上14階高さ60mですが、天神地区の中では高いほうとなっています。
今回はまず”背景”ということで、アクロス福岡建設の経緯を紹介したいと思います。
昭和56年11月、福岡県庁舎が、天神から東公園に移転するということで、跡地利用が問題となりました。その後平成元年6月に”県庁舎北側跡地利用に関する基本構想」が策定され、
公民複合施設として「国際・文化・情報の交流拠点施設」の建設が決定”されました。
旧福岡県庁舎
それに伴って、福岡市国際会館(仮称)提案競技が同年に実施されました。
このコンペに参加したのは、
日本設計 ・ 竹中工務店 ・ エミリオ・アンバーツ (第一生命グループ)
芦原太郎 (住友不動産グループ)
日建設計 (住友生命グループ)
三菱地所 (三菱商事グループ)
菊竹清訓 (大京グループ)
です。豪華すぎる・・・・・
そして見事勝ち取ったのは第一生命グループでした。
コンペの構想を主にしたのはエミリオ・アンバーツ&アソシエイツです。
コンペ初期案
建物の真ん中には水が流れ、緑の階段は今よりもずっと滑らかです。
また、大きな開口部を大通り側にあるのは、当初山笠の山車をホールの中まで入れる予定だったからだそうです。(山笠については→http://yummmmmy-0604.hatenablog.jp/entry/2013/07/16/111516)
その後日本設計・竹中工務店によって実施設計が行われ、平成4年1月に着工平成7年3月に竣工しました。「アクロス福岡」という愛称も平成5年3月に公募によって決まったものです。
さて南側の跡地はというと、”天神中央公園”となっています。
そのなかには、ひっそりと旧福岡県庁の面影を偲ばせるものが数々あります。ちょっと面白いブ
ログをみつけたので、そこから写真を貼っています。URLは参考文献のとこにはってます。もしお暇でしたらそちらもどうぞ
天神中央公園の使われ方についてはこちらからどうぞ(→http://yummmmmy-0604.hatenablog.jp/entry/2013/07/27/102335)
ということで次回は、アクロスができてから現在までについて紹介したいと思います!
参考文献
アクロス福岡 http://www.acros.or.jp/
MATfukuoka2009 開催レポート
MATfukuoka2011
Y氏は暇人:http://y-ta.net/tenjin-cyuo-koen/(他の記事もとってもおもしろかった)